名古屋から40分で行けるレトロなまち、
今も残る古き岡田の文化や街並

慈雲寺

慈雲寺

慈雲寺

慈雲寺は、観応元年(1350)、宮山城主であった足利一族の一色修理太夫範光を開基、夢窓国師(夢窓 疎石)を開山として創建された臨済宗妙心寺派のお寺です。ご本尊は千手千眼観音。江戸時代の尾張名所図絵にも紹介されている名刹です。境内には、開基一色範光の五輪塔があります。また、知多四国72番札所でもあります。
ところで、夢窓国師という方をご存知ですか。鎌倉時代から南北朝時代に円覚寺、南禅寺、浄智寺など五山の住職に就かれること八度、天龍寺、恵林寺など開かれた主なる寺六ケ寺、後醍醐天皇はじめ南北両朝の帝から賜った国師の号は七つ、これにより世に〈七朝の帝師〉と称えられました。室町時代の初期、わが国が南北の二つの朝廷に分かれて戦っていた時代、北朝の足利尊氏、南朝の後醍醐天皇からともに帰依を受けました。国師は双方に平和を説いたのです。
万治3年(1660)寺尾土佐守直龍が虎渓元長和尚を住職として寺を再建したことにより、寺紋が寺尾家の家紋「三つ扇」となっています。
  • 慈雲寺のイチョウの巨木
    慈雲寺のイチョウの巨木
  • 紅葉と鐘楼
    紅葉と鐘楼
  • 慈雲寺の鬼瓦
    慈雲寺の鬼瓦
  • 慈雲寺の掛け軸
    慈雲寺の掛け軸

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